北国からの贈り物

美味しい?まずい?タカアシガニの気になる味を沼津戸田で食べてきた

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タカアシガニ料理

長い脚をもつ超巨大カニのタカアシガニ(高足ガニ)。

その存在感ある大きさから、水族館やニュースなどで目にする機会も多いですが、以前から「タカアシガニって美味しいの?」と言う素朴な疑問を持っていました。

「カニシーズンも終盤。最後にどうしてもタカアシガニが食べたい」と、二度目の寒波が日本を襲った2月14日、タカアシガニ料理が食べられる所として知られる静岡県沼津市戸田まで行ってきました。

タカアシガニと初対面

タカアシガニ料理

タカアシガニには様々な料理法がありますが、今回は一番美味しい食べ方と言われる蒸しガニで食べました。

始めて見た時の感想は「大きい!」の一言に尽きます。
第一関節部分だけでも自分の手以上の大きさで、ズワイガニやタラバガニと比較しても非常に大きく感じました。

もしかしたら甲羅部分は自分の顔以上あったかもしれません。
ちなみに戸田にはタカアシガニの甲羅に絵を描き、玄関に魔除けのお面として飾る風習があり「甲羅は持って帰ります?」とお店の人に聞かれました。

見た目はズワイガニの茹でたものと同じくらいの色合い。
関節を折って身を取り出す時、ズワイガニ系だと身がボロボロと崩れるのですが、タカアシガニは綺麗にそのまま脚の形でスポっと綺麗に残ります。その姿はまるでカニカマのよう。

冷凍のカニでも身がするっと取れることもありますが、冷凍カニ特有の水くささや、汁はありませんでした。

タカアシガニの殻は思った以上に柔らかく、女性の手でも簡単にタカアシガニの脚を折れるくらい。全体的に凹凸部分やトゲが少なくツルツルをしています。

ズワイガニや紅ズワイガニだと平べったい脚をしていますが、タカアシガニは丸みをおびた形で、今まで食べてきたカニとは特徴が全く異なりました。

気になる味は?

「タカアシガニは巨大なカニだから、味はまずいのでは?」と考えている人も少なくないと思いますが、食べて納得。タカアシガニは非常に濃厚な味で美味しいカニでした。

かに身は今まで食べたこともないような......カニみたいでカニじゃないような味で、強いて言えば「伊勢海老に近いような味」。

ズワイガニやタラバガニとは比較にならないようなボリュームと弾力性があり、脚一本食べた時の満足さは、このタカアシガニでしか味わえないものがあります。

タカアシガニは脚の部分も良いのですが、私的には関節に近い部分やかにみその方が濃厚でクリーミーな味で美味しいです。

特にかにみそはカニ酢を使わなくて良いほど生臭くなく、非常に美味しかったので「かにみその生臭さが苦手」と言う人でも、タカアシガニのかにみそならば案外イケるかもしれません。

お店の人はみそをカニ身につけて食べると美味しいと勧めていましたが、これがまた意外と合って、カニ身の持つ旨味がアップしました。

私が食べた時は、別メニューで鍋があり「おじやに使うのでカニみそを残しておいた方が良い」と言われたので(残すのが大変惜しかったのですが)、いざおじやにすると、これがまた格別の味わいを見せました。

タカアシガニのおじや

自分が今まで食べてきた中で一番美味しいカニのおじやだったと思います。
カニみそだけで、おじやがここまで美味しくなるなんて......。

タカアシガニは最後まで侮れません。大満足のタカアシガニ料理でした。

時間が経つほどにタカアシガニ独特の苦味が出てくるので、早めに食べた方が良いです。

タカアシガニが「取り置きできない」や「苦い」と言われるのも、これが理由なのだろうなと思います。

活きたタカアシガニを見てきた

活きたタカアシガニ

網元高徳丸直営店の高足ガニ職人の店「お食事処かにや」へだ本店では、たくさんの活きたタカアシガニが見られます。

今回食べたのはハサミが短い、所謂メスカニでしたが、イケスにもメスしかいませんでした。タカアシガニのオスはもう少し大きく、脚もかなり長いので、調理が難しそうですね。

お食事処かにやの1階は水産物流センターになっており、冷凍品のズワイガニやタラバガニはありましたが、タカアシガニに関してはゼロ。

生きているタカアシガニにも値札は一切ついておらず、通販や配送も行なっていないようでした。
加工品としては、タカアシガニのエキスが入った味噌汁やおせんべい、炊き込みご飯、お茶漬けの元などが売られていました。お土産にもってこいです。

タカアシガニの加工品

いけすのタカアシガニは料理に使われるもので、特製ボイルの他に、かに鍋やカニしゃぶ、天ぷら、グラタン、釜飯、シュウマイなど様々なタカアシガニ料理が用意されています。

お食事処かにやでは、戸田名物高足ガニを1匹12,600円~26,250円(身の質によって値段が変動)で食べられます。

お食事処かにや へだ本店

株式会社光徳 お食事処かにや へだ本店
〒410-3402 静岡県沼津市戸田354-4
お食事処かにや公式サイト

沼津市戸田までのアクセス

タカアシガニの漁期は9月~翌年の5月まで。

寒くなるとカニ身が引き締まり、かにみその量や美味しさも増すので、12月~翌年2月頃に沼津市戸田へタカアシガニ料理を食べに行くのが良いです。

今回は地元の人が「こんなに積もったのは何十年ぶり」と言うくらいの積雪がありましたが、元々静岡や西伊豆は雪が降らない地域です。冬に行っても雪の影響を受けずに済むと思います。

伊豆や静岡には温泉街も多いので、タカアシガニを食べに行くついでに温泉でくつろぐのも良いかもしれません。

遠方の人は新幹線で三島駅まで行き、車で戸田まで行く方法が一般的です。

JRの特急踊り子号やあさぎり号で修善寺駅まで行き東海バスを使ったり、沼津港から高速船を利用したりする方法もあります。

地図はこちら

かに本舗

カテゴリ:かにを食べに行こう