電話に注意!かにの送りつけ商法「カニカニ詐欺」の手口と対処法
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カニカニ詐欺とは、送りつけ商法・押し付け販売(ネガティブ・オプション)の一つです。 北海道の水産会社や、かに業者を名乗る人物から突然電話がかかってきて、強引に買う契約をさせられたり、勝手に商品が代引きで届いたりする … “電話に注意!かにの送りつけ商法「カニカニ詐欺」の手口と対処法” の続きを読む
カニカニ詐欺とは、送りつけ商法・押し付け販売(ネガティブ・オプション)の一つです。
北海道の水産会社や、かに業者を名乗る人物から突然電話がかかってきて、強引に買う契約をさせられたり、勝手に商品が代引きで届いたりする……そんなトラブルが全国で毎年2,000件以上発生しています。最近では、かに以外にもエビやホタテ、昆布など海産物の場合もあるようです。
自分や家族が被害者にならない為に、カニカニ詐欺・かに送りつけ商法の手口と対処法を紹介します。
カニカニ詐欺の手口
「かには好きですか?」「特価価格でかにを販売します」と電話で勧誘→数日後に代金引換で、商品が届くというのが一般的な手口です。
断ると恐喝や脅しのような口調に変わって、強引に契約をさせようとする。断っても商品が送りつけられるなど、暴力的なやり方で、無理矢理お金を支払わせようとするケースもあります。
最近はネットでかにを通販する人も増えてきたので「×××(楽天、ヤフーショッピングなど)でかにを買いましたよね?」と、以前かにを買った会社のフリをして、質の悪い商品を送り付けてくる場合もあるようです。
実際にかにを販売している事業者の名前を出して、消費者を騙そうとする悪質な業者も多く、一度でも通販でかにを買ったことがある人は要注意です。
「怪しいな」と思ったら一度電話を切って、以前購入したかに通販サイトに連絡を取りましょう。大抵は「うちでは営業の電話をやっていません」と返されると思います。
商品は受取拒否・代金は絶対に支払わない
もし商品が家に届いた場合も、受け取る義務はありません。
宅配ドライバーに「受け取りません」と言えば、大抵の場合は商品を返品してもらえます。
代金引換で商品が届いても、絶対に代金を支払わないこと。
一度お金を支払ってしまうと、返金などの手続きで面倒なことになる場合が多いです。
また連絡先が分からない送り付け業者になると、返金が難しくなるので「代金は支払わない」と、はっきりとした意志を見せることが大切です。
14日保管後は処分してOK
代金引換以外で商品が送られてきた場合、受け取りから14日経った後、または商品を引き取るように業者に請求した日から7日後からは、その商品を処分して大丈夫です。
「●日以内に商品の返還がない場合は、購入したものとみなします」や「購入しない場合は、その理由を通知してください」と書かれていても、そもそもの契約が不成立なら無視して構いません。
ただし後からトラブルを避ける為にも、すぐに返品した方が良い場合もあります。
かにでもクーリングオフが可能
契約を結んで代金を支払ってしまった場合は、クーリングオフを行ないます。
クーリングオフとは、契約から一定の期間内なら、一方的に契約を解除・代金を返金してもらえる制度のこと。
かには「生鮮食品」なので、以前はクーリングオフの対象外でした。しかしながら、2009年から法律の内容が改正されて、電話で勧誘して契約した全商品が、クーリングオフの対象になりました。
「分かりました」と契約に承諾、届いた荷物を開封した場合でもクーリングオフが可能です。
業者の中には「かにはクーリングオフ対象外です」と言う人物もいるようですが、これは返品させない為の真っ赤な嘘なので、気を付けて下さい。
クーリングオフ期間は、契約書類(法定書面)を受け取った日から8日間。
だだし契約書類がない場合はいつでもクーリングオフが可能です。
クーリングオフの方法は、独立行政法人国民生活センター「クーリング・オフって何?」に詳しく書かれています。
困った時は消費生活センターへ相談する
自分だけで対処できない場合は、すぐに消費生活センターなどに相談をしましょう。
消費生活センターは全国各地にあり、窓口や電話での相談も受け付けています。
関連リンクから全国の消費生活センターの一覧を見られるので、参考にしてみて下さい。
困った時は一人で悩まずに専門家や家族に相談することが、解決の糸口になります。