エビやカニで起こる理由とは?甲殻類アレルギーの原因と治療法
※記事内に広告を含む場合があります
当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。
※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
甲殻類アレルギーはトロポミオシンと呼ばれるタンパク質が主な原因だとされています。 脊椎動物にもトロポミオシンは存在しますが、甲殻類や軟体動物、節足動物のトロポミオシンがアレルギーの原因物質(アレルゲン)になるようです。 … “エビやカニで起こる理由とは?甲殻類アレルギーの原因と治療法” の続きを読む
甲殻類アレルギーはトロポミオシンと呼ばれるタンパク質が主な原因だとされています。
脊椎動物にもトロポミオシンは存在しますが、甲殻類や軟体動物、節足動物のトロポミオシンがアレルギーの原因物質(アレルゲン)になるようです。
◆カニとアレルギーの関連記事はこちらで読めます。
–好き嫌いの問題じゃない! 大人も要注意の甲殻類(エビ・カニ)アレルギーとは?
–食べる前に知っておきたいカニアレルギーの症状と検査方法
–もしかしてアレルギー?かにを食べると手がかゆくなる理由とは
トロポミオシンを持つ食材
- 甲殻類(エビ、かに、シャコなど)
- 軟体動物(イカ、タコ、貝)
- 節足動物(クモ、サソリ)
節足動物のダニやゴキブリも同じくトロポミオシンを持っているので、甲殻類アレルギーの人はダニやゴキブリなどにも気を付ける必要があります。
甲殻類アレルギーの治療法
食物アレルギーの治療方法は、薬で症状を軽減したり抑えたりすることが大半で、根本的で確実な治療法がないのが現状です。
また「アレルゲン免疫療法」や「免疫的脱感作療法」と呼ばれる治療方法があります。
アレルギーの原因となるアレルゲンを少しづつ与えて、アレルゲンの抵抗力や耐性をつけていくというもの。ごく少量のアレルゲンを週一回程度、注射をしたり食べたりして様子を見ていくのが一般的なやり方です。
アレルギー症状が出なくなるまで数年はかかります。ただし「完治」とまではいかないようです。また処置途中に強いアレルギー症状を起こす可能性もあるので、専門の医療機関で治療を受ける必要があります。
食物アレルギーは他のアレルギーや、慢性的な病気と同じように、生活に気を付けながら付き合っていくのが大切なようです。