実は旬がない!?毛がにの漁期や値段相場など知って美味しい3つの基礎知識
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毛がには北海道を代表とするカニです。 ズワイガニ、タラバガニと並んで毛ガニは通称「三大かに」と呼ばれています。名前の通りトゲと言うよりも、ふわふわとした毛で身体が覆われているのが特徴で「オオクリガニ」とも言われます。 旬 … “実は旬がない!?毛がにの漁期や値段相場など知って美味しい3つの基礎知識” の続きを読む
毛がには北海道を代表とするカニです。
ズワイガニ、タラバガニと並んで毛ガニは通称「三大かに」と呼ばれています。名前の通りトゲと言うよりも、ふわふわとした毛で身体が覆われているのが特徴で「オオクリガニ」とも言われます。
旬・漁期
毛がにの旬と漁期は、毛がにが水揚げされる場所によって大きく異なります。
その為、毛がにの旬は「地域による」のです。
- 春から夏……網走や宗谷のオホーツク海側。
- 夏……登別、白老町沖(北海道南西)。
- 秋……釧路や根室、十勝沿岸。
- 冬……日高沿岸や岩手県。
ざっくりと分けると北海道を中心に、春は東北、夏は南西、秋・冬は南東が各毛がにのシーズンと言う訳です。「北海道へ行って毛がにが食べたい!」と旅行計画を立てる場合は、それぞれの土地の毛がにの時期を調べてから行った方が、美味しくて旬の毛がにを味わえます。
オホーツク海では流氷が去って漁が始まる3月後半から、毛ガニの脱皮が始まる前の5月頃までの毛がにが一番美味しいと言われています。通称「流氷明け毛ガニ」と呼ばれるのは、この最も美味しい時期の毛ガニだけです。
流氷明け毛ガニが購入できる通販サイト
かに通販サイト「かにまみれ」では4~5月限定で、冷蔵の流氷明け毛ガニが購入できます。
送料は北海道、沖縄以外は一律1050円の有料ですが、送料を払うだけの価値がある堅蟹の極上毛がにを扱っています。
値段相場
高級かにとして有名な毛がにですが、値段は冷蔵or冷凍、大きさや重量によって異なります。流通している毛がにのほとんどがオスで、メスは滅多に販売されていません。
通販サイトで販売されている多くは年中買える冷凍品です。
シーズンになると、冷蔵や活きたの毛がにが出回り始めます。大体毛がに1杯500g前後が一人前で、600g以上になると1~2人分の量になります。
毛がに1杯の値段相場
年中購入可能な冷凍の毛がにの相場をまとめてみました。
一番多く販売されているのが、400g~500g前後の毛がにです。
- 400g……1,980円
- 500g……2,980円~4,000円
- 600g……3,000円~4,980円
- 700g以上……6,000円~10,000円
300g~400g程度の小さい毛がにだと1杯ではなく、3杯~10杯をまとめて販売していることが多いです。その分値段が安くなっています。
予算一万円で毛がにを購入する時は「700g以上の毛がに→1杯」、「500g~600gの毛がに→4杯」、「300g~400gの毛がに→6杯」くらいが大体の目安です。
美味しい食べ方
毛がにの一番美味しい部分は、かにみそなので、それを充分に味わうには「茹でてそのまま食べる」がベストな食べ方です。かにみそは、カニ酢を付けてスプーンでガシガシ食べるのも、大人なら日本酒を使って甲羅酒をするのも良いですね。
かに身はズワイガニやタラバガニに比べて少量なので、ほじくって食べるのがやや大変です。先の細い部分は鍋や味噌汁に入れると食べやすくなります。食べ終わった毛がにの殻は、味噌汁のダシにすると最後まで余すこと無く毛がにを堪能できます。